2011年2月22日火曜日

トピックス 花見川の白鳥

            白鳥飛来を報じる千葉用水総合管理所hp
 独立行政法人水資源機構千葉用水総合管理所のホームページを見たら、花見川に舞い降りた白鳥という記事が目に飛び込んできました。
 この記事によれば、平成23年1月31日花見川に4羽の白鳥が、勝田川合流点付近に舞い降りたそうです。千葉用水管理所の方に問い合わせたら、飛来後3~4日後にいなくなり、一度戻ってきたが、またいなくなったということを教えていただきました。
 私は白鳥を見ることが出来ませんでした。
 この情報で私が強く感じるのは、勝田川合流点の改修工事で水面が広がり、白鳥が「もしかしたら棲むことができるかも知れない」と思ったであろうことです。白鳥の本能的心理をして、もしかして棲めるかもしれないと思わしめた合流点工事はよかったと思います。もちろん餌の面などで白鳥が棲めるような環境は現実にはそろっていないと思います。しかし私にはこの白鳥飛来が象徴的な出来事のように思われます。河川工事をした人に白鳥という自然の使者が「無言のお礼」というプレゼントを持ってきてくれたように感じます。勝田川の内山橋から上流は広い水面が出来ていますが、過去には見られなかった多数の水鳥が遊んでいます。多自然を標榜している勝田川の改修工事の完成が楽しみです。
            手前が勝田川、向こうが花見川(コサギの群れが集まっている)
 花見川に白鳥が飛来した要因の一つには白鳥の本来生息地の窮屈さもあるように想像します。直線距離16キロ北東の印西市本埜の白鳥飛来地には狭い生息地に1200羽の白鳥が飛来しているそうです。(印西市ホームページに飛来地の案内図や情報が掲載されています。)「こんな芋の皮むくような場所にいられないよ!」と思った白鳥が、少々劣悪でもいいから新天地を目指したとしてもおかしくありません。
 本埜の白鳥は2月中旬から下旬、春一番が吹く頃、順次シベリアに向けて飛び立つそうです。
            印西市本埜の白鳥飛来地と花見川は16キロしか離れていない

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