2011年5月15日日曜日

勝田川流域の生きもの

 勝田川流域紀行7 勝田川流域の生きもの

 勝田川小流域(宇那谷川と小深川合流部から花見川合流部までの区間)の散歩で見た生き物を以下にプロットしてみました。

            勝田川付近の生きもの観察プロット図

 河川改修工事前には馬橋付近に多数の亀やドジョウを見ることができました。
 カワセミは花見川から内山橋付近まで遠征してきています。横戸川の狭い柵渠の中(コンクリート製梁の下)を高速で飛翔しています。柵渠の中に餌となる生きものが生息しているようです。
 勝田川谷津の谷底は水田として利用されていますが、数年前までは夜間に歩くとホタルを見かけました。また微高地(段丘)は畑として利用されていますが、ウサギの足跡を見かけました。ノウサギか飼ウサギか判りませんが、ノウサギが生息していていもおかしくありません。
キジも良く見かけます。オスキジは人をあまり恐れません。逆に人に自分の存在を誇示するように小高い場所に陣取ってケーンと鳴きます。

            オスキジ

ヤマカガシも良く見かけます。

           ヤマカガシ

カルガモ、コサギ、ゴイサギ、カワウも良く見かけます。

            カルガモ

 生物観察を目的に散歩すればもっと沢山の動物を見つけることが出来そうです。勝田川谷津には広い水田と微高地の畑、集落や斜面の樹林、台地の畑などが広がっていて、花見川流域では、生きものが生活できる残り少ない場所となっています。
 勝田川の改修により勝田川河道が拡幅されました。この空間が生きものの生活環境として重要な役割を果たしていくことを期待しています。

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