2012年2月3日金曜日

小崖1を伴う地殻変動の量

横戸1谷津~横戸4谷津の谷津勾配変化データから小崖1を伴う地殻変動の量を、雑駁ですが、試算してみました。

これにより小崖1を伴う地殻変動のおおよそのイメージを自分なりに得ようとしました。

次の前提により思考します。
谷津が小崖1によって分断され、小崖1より上流は勾配がなくなり水流を流す機能が無くなった。
また小崖1より下流はそれまであった流域が消失したため水が流れなくなった。
そのため、ともに谷津としての活性力(水流による浸食、運搬、堆積力)を失い、火山灰の降灰に任せるだけの化石化した地形になった。

2-1 小崖1の現在地形における比高
使用ソフト(カシミール3D)の地形断面表示単位が1mですから1mより詳細なデータはあまり意味がありませんが、一応平均を出しておきました。
(5mメッシュの標高データ単位は0.1mですが、カシミール3Dでは1m単位の表示が限界です。)

小崖1の比高の平均は2.25mになりました。

2-2 谷津の勾配の差分による傾動角度の量

模式図

この結果を単純に解釈すれば、小崖1を伴う地殻変動で、小崖1から南の地域は南向きに傾き、その量は1000mにつき4.1m~10.11m下がる勾配の範囲であったということになります。
角度では0.24度~0.63度です。
平均すると1000mにつき6.9m南に下がり、その角度は0.40度になります。

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