2012年5月14日月曜日

柏井橋付近の地形

花見川付近の地形面の対比 その3

柏井橋の前後で前谷津(東から流れてくる支谷津)と後谷津(西から流れてくる支谷津)が花見川に合流します。
この付近の地形を河岸段丘地形に着目して、詳しくみてみました。

1 地形段彩図
この付近の地形段彩図を次に示しました。

地形段彩図
A-B、C-Dは地形断面図位置

2 地形断面図
A-B、C-D2本の地形断面図を作成し、現在考えている地形面区分をメモとして書き込みました。

A-B地形断面図

下総下位面(浅い谷)(標高22m)の断片が現れます。両岸に花見川河岸段丘(標高14m~16m)が発達します。

C-D地形断面図

標高19m前後に平坦面が現れます。この平坦面は下総下位面のグループのなかでより低位にある地形面と考えます。(詳細検討は追って行います。)
この地形面を下総下位面bと仮称しておきます。
東岸に古柏井川谷底と考えられる地形断片があります。
その下には花見川河岸段丘があります。

地形の対比は高度、分布、開析状況等から判断しています。
この現場は何度もあるいているのですが、段丘面の地層を観察できる露頭は、残念ですが、見つかっていません。

2 地形面対比の3D表示
現場での観察、空中写真での実体視を踏まえて地形面対比の結果を2つの3D画像で表示してみました。

柏井橋付近の地形3D表示 その1

柏井橋付近の地形3D表示 その2

つづく
花見川を南に向かって、段丘地形を順次詳細に見ていきます。

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