2012年8月23日木曜日

地形断面図作成の強力ツール入手(報告)

このブログでは地形分析のツールとして地図太郎PLUSとカシミール3Dを使ってきています。
次のような地形段彩図を地図太郎PLUSで作成できます。

双子塚古墳付近の地形段彩図
DMデータ(千葉市提供)をオーバーレイしてある。
5mメッシュから地図太郎PLUSにより作成。
○印は双子塚古墳の位置

この地形段彩図をフリーソフトのカシミール3Dにより立体的に表示し、地形を感覚的に理解できるようにしています。

双子塚古墳付近の地形3D表現図
地形段彩図と5mメッシュデータ(標高)からカシミール3Dにより作成

これらはいずれも地形分析の強力ツールです。

このたび、地形断面図作成の強力ツールを入手しましたので報告します。

これまで地形断面図はカシミール3Dの機能を利用していました。
その機能自体、とても素晴らしいものです。大変たすかりました。
しかし、カシミール3Dが主として山岳域を想定して作成されているソフトのためか、標高表現の刻みを1m単位より詳細にすることができません。
このブログで扱う地形の凹凸把握は1m単位では粗すぎ、検討を十分深めることができないこともしばしばありました。
なんとかより精細の地形断面図を作る方法がないものか、いろいろ物色していました。

そんな時、私が使っているGISソフトの地図太郎PLUSが8月1日にバージョンアップし、v.3となり、地形断面図作成機能が新たに加わりました。
その機能を使うと、5mメッシュ(標高の刻みは10㎝間隔)では断面図の標高の刻みが10㎝となり、カシミール3Dを使った地形断面図と比べてはるかに精細な情報を得ることが出来ました。

カシミール3Dと地図太郎PLUS v.3の地形断面図の比較

地図太郎PLUS v.3による地形断面図では堀割の小段等も正確に表現されています。
今後この強力ツールを活用して、花見川河川争奪や小崖の検討等をより精度を高めて行うつもりです。
なお、地図太郎PLUS v.3では作成した地形断面図のcsv情報を書き出すことができます。

上記地形断面図のcsv書き出し結果(一部)

このcsv書き出し情報を使えばエクセル等でより高度なグラフ作成や分析を行うこともできます。

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