2013年6月19日水曜日

小説「花見川の要塞」

WEBをさまよっていたら、次のようなブログ記事中の文章を見つけました。

「現在の千葉市の西部を流れる「花見川」の鷹の台ゴルフ場の近くにレンガでできたトーチカがあったそうです、そしてこのトーチカを15歳の少年三平が現在も守り続けているのです。
三平は鉄道兵です。現在の千葉公園のあたりには「千葉鉄道第一連隊」があり、・・・」

WEBにはこの小説の紹介や読後感のページがなぜか沢山見つかります。人気の小説のようです。

作家稲見一良(故人)の短編小説「花見川の要塞」というものが存在し、その舞台が昨年12月に予備調査した花見川河川敷のトーチカであることは確実のようです。
早速この小説の入手をWEBで手配しました。

アマゾンの古書格安通販(※)でこの短編が収録されている文庫本「傑作小説集 セント・メリーのリボン」(稲見一良、光文社)を購入して読みました。

文庫本「傑作小説集 セント・メリーのリボン」(稲見一良、光文社)の表紙

作品中の主人公は横戸弁天、水神社などを取材し、その後柏井橋近くの大地主の旧家の紳士から鉄道とトーチカの話を聞き、花見川版「不思議の国のアリス」様のストーリーが展開して行きます。

この小説から、柏井橋近くの大地主の旧家の紳士は、トーチカについて「演習用のものだろう。」と考えていることが伝わってきて、「本土決戦用のもの」との私の考えと異なることに興味を持ちました。地元の人も本土決戦用の施設がここにあることは首肯しがたいことのようです。
鷹之台ゴルフクラブ脇の戦争遺跡(軍用鉄道橋脚、トーチカ)について千葉市教育委員会に本格調査実施を要望してありますが、それがいつの日にか実現するとよいと思いました。

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通販による古書購入の機会が増えていますが、私の感覚では価格の最も低いチャンネルはアマゾンの「中古品の出品」です。古書店というより、リサイクルショップの出店のようです。実質配送料だけで古書を入手できる場合も多いです。
また、WEBサイト「日本の古本屋」で検索すると、格安本を見つけることができます。ただし、立派な書棚構築を目指す人は格安本は汚れ等がありますので不適です。

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