2014年1月17日金曜日

地表面が巨大露頭であることに気がつく

花見川流域の小崖地形 その99 (千葉県北部地形の学習 4

2014.01.16記事「構造地形模様の妄想」で2つの類似する地殻変動パターンに着目したことを述べました。

この二つの地形パターンはきれいな楕円の姿を含んでいるように見えてなりません。幾何的模様です。自然地形では珍しいものと言っていいと思います。

ふと、これと同じ楕円模様を描いたことを思い出しました。

次の図です。

立川断層トレンチ公開で、コンクリート円柱を断層粘土と誤った状況

円柱を斜めに切れば楕円になります。

それを巨大にすれば、向斜構造や背斜構造が地表面で楕円の模様を描いて当然です。

これまで、身近な千葉県北部の台地地形でこのような地質構造が、大規模かつ直接的に地形として表現されているとは全く考えていなかったので、一瞬ショックを受けました。

アメリカ西部の砂漠地帯みたいたところで見られる地質構造が、自分の居住地のすぐそこで見られることを初めて認識しました。

地表面が巨大露頭であることに気がつきました。このような思考(というか感情)をもったのは初めてです。

地質構造を示す地形の幾何模様

地質構造が直接地形として表現されていると気がつくと、これまで気がつかなかったことが次から次へと気がつきます。


次の記事で図解します。

0 件のコメント:

コメントを投稿