2014年10月14日火曜日

奈良時代交通路検討の視点

花見川地峡史-メモ・仮説集>3花見川地峡の利用・開発史> 3.1埋蔵文化財データに基づく地域特性基礎検討>3.1.46奈良時代交通路検討の視点

古墳時代交通路検討と同じように、奈良時代についても遺跡密度図(ヒートマップ)から直接交通路を考察することはとりあえず控え、他の情報(遺跡の詳しい情報)と一緒にヒートマップも活用して具体的交通路を検討したいと思います。

なお、古墳時代後期から馬の活用とともに陸路優先の幹線交通路がつくられるようになりました。画期的な出来事です。そのような視点、つまり古墳時代中期頃までの幹線交通システムとそれ以降の幹線交通システムが全く異なることを踏まえて今後の検討を行うこととします。

その様子を次に作業仮説としてまとめてみました。

古墳時代後期以降の幹線交通路検討作業仮説

奈良時代の交通路検討にあっては、幹線交通路が陸路優先路(駅制)と水路優先路の2系統が一つの統合システムとして活用されていたという仮説に基づいて検討します。

同時に、地域の拠点間を結ぶ準幹線路(交易路)についても別枠で検討する必要があります。準幹線路(交易路)の検討ではヒートマップが大いに活用できると考えます。

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