2014年10月9日木曜日

弥生時代交通路のイメージ

花見川地峡史-メモ・仮説集>3花見川地峡の利用・開発史> 3.1埋蔵文化財データに基づく地域特性基礎検討>3.1.41弥生時代交通路のイメージ

弥生時代遺跡密度図(ヒートマップ)を基に、弥生時代交通路をイメージしてみて、次のステップで本検討する時のためのウォーミングアップをしました。

参考として次の遺跡地図を見てみました。

参考地図

Aは弥生時代中期後葉における拠点集落の分布であり、本検討するときにはこれらの集落を結ぶ交通路を検討することになるのだと思います。
Bはこの図を引用した図書で紹介している遺跡の分布図ですから、いわば「たまたま」でてきた遺跡かもしれませんが、専門家が千葉県弥生時代を紹介する最先端に位置する図書ですから、遺跡分布には意味があると思います。従って本検討の際にはやはりこれらの遺跡を結ぶという作業をするのだと思います。同時に、この地図を特に参照したいのは、奈良時代の下総国領域を図示していることです。遺跡分布は千葉県側だけですが、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県にかかわる鬼怒川筋等も本来は房総の一部として検討すべきであることを示唆しています。この示唆を重視したいと考えています。

この参考地図を念頭に、ヒートマップに弥生時代想定交通路を描きこんでみました。

弥生時代交通路検討のためのイメージ

参考地図を参照したとはいえ、1枚のヒートマップから弥生時代想定交通路がイメージできることはうれしいことです。
このイメージ図自体に学問的等の価値(第三者にとっての価値)はありませんが、今後私が交通路本検討をする際の密かなる下敷きにすることはできると考えています。

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