2014年11月9日日曜日

単独出土石器分布のヒートマップ作成

花見川地峡史-メモ・仮説集->3花見川地峡の利用・開発史> 3.2旧石器時代の移動路>3.2.16旧石器時代遺跡と地形 事例検討その10 単独出土石器分布のヒートマップ作成

単独出土石器の分布図を作成したので、それだけでいろいろな考察ができるのですが、ドット図を密度図に変換するカーネル密度推定法というテクニックを知りましたので適用してより合理性の高い分析をすることにしました。

ヒートマップの作成技法等についてはブログ画面右サイドバー上にある「このブログを検索」でヒートマップと入力して検索していただくと主な過去記事が出てきますので参照してください。

次に作成した単独出土石器分布ヒートマップ図試作1を示します。
カーネル密度推定には半径というパラメータがあります。ドットの地理的影響圏を表すパラメータです。
半径50m、100m、200mのパラメータで試作図を作成してみました。

ヒートマップ試作1

半径パラメータを小さく設定すれば地理的視点を狭くした考察に有効であり、大きく設定すれば地理的視点を広くした考察に有効です。検討対象の特性や検討内容によって、有益な情報を引き出す半径パラメータが異なります。

ここでは狩フィールドの特徴を検討するための密度図であり、半径100mのヒートマップをつかうことが、ふさわしいと判断しました。

圏外が黒色になって地のマップが良く見えませんから、見やすくするためにヒートマップを半透明にした図を作成しました。

ヒートマップ試作2

このヒートマップ(半径パラメータ100m)を使って次の記事で狩フィールドの特性を検討します。

つづく

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