2015年1月27日火曜日

前方後円墳分布の把握

花見川地峡史-メモ・仮説集->3花見川地峡の利用・開発史> 3.4〔仮説〕律令国家の直線道路、東海道水運支路の検討>3.4.50 前方後円墳分布の把握

2015.01.26記事「古墳の階層性に関する予察」で「古墳から見た社会階層秩序イメージ」予察図を作成しました。

この図は花見川-平戸川筋の暫定調査範囲内の情報だけで作成しているので、暫定調査範囲周辺の情報との関係を確認しておく必要があります。

そこで、社会階層の最上位に位置する前方後円墳について暫定調査範囲付近の様子を見てみました。

次に、暫定調査範囲付近に位置する白井市、船橋市、習志野市、千葉市花見川区、稲毛区、中央区、若葉区、四街道市、佐倉市、印西市、八千代市における前方後円墳の分布を示します。

暫定調査範囲周辺の前方後円墳の分布

この図から早速有用な情報を得ることが出来ました。

図に描きこんだように、東京湾岸では田喜野井川に対応して鷺沼古墳(A号墳)が、浜田川・花見川に対応して東鉄砲塚古墳群が、小中台川に対応して西海道古墳の存在を確認することができます。

この情報から、東鉄砲塚古墳群の影響範囲は小中台川には及んでいないことが確認できます。

早速、「古墳から見た社会階層秩序イメージ」予察図を次のように改訂しました。

古墳から見た社会階層秩序イメージ(2015.01.27予察)

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