2015年3月5日木曜日

上ノ台遺跡 望楼(仮想)からの風景

花見川地峡史-メモ・仮説集->3花見川地峡の利用・開発史> 3.4〔仮説〕律令国家の直線道路、東海道水運支路の検討>3.4.78 上ノ台遺跡 望楼(仮想)からの風景

2015.03.04記事「上ノ台遺跡 支配統治機能に関する仮想」で柱穴群が望楼、小竪穴遺構が烽火(のろし)通信施設であり、一緒に運用されていたと仮想しました。

そこで、参考に望楼からの風景画像と可視領域図を作成してみました。

柱穴群は標高16mの台地にありますが、望楼の高さを5mと仮定して、標高21mの空間から眺めた風景、可視領域図をKashmir3Dで作成しました。

上ノ台遺跡望楼(仮想)からの風景(現代地形)
Kashmir3Dで作製
5mメッシュ利用(Kashmir3Dの垂直方向地形表示最小単位は1mであるので、3D図は1m毎の段になって表示される。5mメッシュの標高表示は0.1m単位であるが、その精細さはKashmir3Dで表現できない。)

古墳時代に上ノ台と武石、検見川の台地との間における烽火通信が行われていたと考えても不合理はない風景となっています。

上ノ台遺跡望楼(仮想)からの可視領域(現代地形)
Kashmir3Dで作製
5mメッシュ利用

可視領域に上ノ台の西側台地のほとんどと幕張の砂丘全部も入り、望楼の位置は監視機能を全うできる位置にあります。

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