2015年6月20日土曜日

花見川上ガスのメカニズム仮説 その2

2014.07.04記事「花見川上ガスのメカニズム仮説」で花見川上ガスのメカニズムを絵にしてみました。

本日、花見川上ガスがいつもより盛んであることに気づき、その理由が「降雨-地下水の増大-地下水の流動化-上ガスが地表近くに出やすくなる」という一連の関係で生まれると想像しましたので、メモしておきます。

本日(2015.06.20)の花見川水面 上ガスの水紋が途切れることがない水面

2014.07.04記事の仮説
この仮説は、春~秋に上ガスが盛んであり、冬に上ガスがほとんどないという季節変動の理由を説明しています。水田耕作のための深井戸揚水が上ガスの原因です。深井戸の深さは100m~200mです。

花見川上ガスのメカニズム仮説 その2
この仮説は、春~秋の上ガスが盛んな時期における上ガスの消長を説明する仮説です。

上ガスは農業用深井戸の揚水でガスを含んだ深層の地下水が地表近くに強制的に絞り出されることにより生じると考えます。
梅雨期など降雨量が増えると地下水量も増え、地下水が流動化します。地下水が流動化するとガスを含んでいる地下水も流動化して地表近くに出やすくなり、結果として花見川における上ガス観察が増えると考えます。

なお、上ガスそのものは花見川水面特有の現象ではなく、全地表面で同じように生じている自然現象であると考えます。
しかし、水面以外では肉眼で観察できないので、また無臭であるので、花見川特有現象のように錯覚してしまいます。

恐らく上ガスの量が微量であるので、花見川付近ではガス爆発事故が起こったという情報は知りません。
しかし、一般論として床下に溜まるガスを逃がす施設のない建物は千葉・東京下町では危険であると考えます。

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