2016年6月27日月曜日

轆轤(ロクロ)地名補足

千葉県の轆轤(ロクロ)地名は大きく6点に分かれて分布しています。このうち2個所は砂鉄運搬用轆轤(旭市横根の六郎木工)と古代船越の重量物運搬用轆轤(長南町蔵持・長南)と考えました。

他の場所についての詳しい検討は今後の課題とし、この記事では現在得ている情報から推察できることを想像します。

千葉県の「轆轤(ロクロ)」小字分布
勝浦市の大字を市野郷と訂正しました。
鴨川市外堀(江見)の位置を訂正しました。

1 横芝光町栗山

横芝光町栗山
栗山川河口部に位置していて、奈良・平安時代遺跡が密集してある場所ですから、古代には開発が進んでいた場所です。

舟運との関わりが強い場所であることに間違いありません。

砂洲と湿地の土地であり、めぼしい樹木はありそうにありませんから、木地屋の木工用轆轤が地名になったのではなく、ミナトの荷揚げ用轆轤が地名になったと考える方が順当のような気がします。

2 勝浦市市野郷

勝浦市市野郷

この場所だけ、周辺に奈良・平安時代遺跡が存在しません。また周辺の拠点集落から離れた場所です。

この場所は木地屋の活動があり、木工用轆轤がその地名の由来になったと考えてもそれを否定する情報はありません。

3 鴨川市外堀(江見)

鴨川市外堀(江見)

海岸に面していて、奈良・平安時代遺跡が海岸線沿いに分布していて、舟運との関わりが感じれます。

木地屋の活動は考えにくいと思います。

4 南房総市白浜

南房総市白浜

古代には白浜牧があった場所であり、奈良・平安時代遺跡が密集していて、古代の開発先進地域の一つです。

恐らく太平洋航路との関わりでそのような拠点になったのだと想像します。

従って、この場所の轆轤(ロクロ)地名も木地屋の活動というより、荷揚げ用轆轤に由来する地名だと考えます。

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