2017年7月2日日曜日

木製品を含む西根遺跡出土物閲覧の願いが叶う

西根遺跡縄文時代及び古墳時代後期~平安時代の木製品を含む出土物閲覧の願いが叶いました。

西根遺跡の出土物は大多喜町に所在する千葉県教育委員会森宮分室に所蔵されています。
森宮分室で閲覧できた出土物は次の通りです。
なお、木製品を含む希望品が全て閲覧できたことは大変幸運なことです。(収蔵状況によっては、木製品の閲覧はできない場合もあるとの条件での許可でした。)

●縄文時代出土物
・飾り弓
・丸木
・加曽利B式土器等(特大土器、漆付着土器を含む)
合計12点

縄文時代閲覧資料

●古墳時代後期~平安時代
・人形馬形(木製品)
・木製椀(漆製品)
・漆パレット土器
・墨書土器
合計11点

古墳時代後期~平安時代閲覧資料

自分にとって特筆すべきことは縄文時代丸木(発掘調査報告書では杭)に発掘調査報告書では記述されていない特徴を実見確認撮影できたことです。
この特徴は次の記事で予見しておいたものです。
2017.04.20記事「西根遺跡学習用作業仮説」参照

出土物現物を間近に観察した感想を順次記事にします。

資料閲覧を許可していただいた千葉県教育委員会と資料を準備していただき大変な手間をおかけした森宮分室の皆様に感謝申し上げます。

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